「アジリティー・ドッグ」向きではない犬
「アジリティー・ドッグ向きの犬種」というものは存在しませんが、「アジリティー・ドッグに向かない犬」というものは、存在します。
それは、血統や体つき、頭の良し悪しということではありません。
性格的に大人しい犬は、騒がしい場所に連れ出すこと自体がストレスとなりますから、大いに関係します。
さらに、明らかに体に障害があって、動くことが困難な犬は当然、激しいスポーツは無理です。
しかし、それとは別に「アジリティー・ドッグ」向きではない犬・・・それは、見た目は何ともないけれど、ふとした瞬間に発作が起きる、日常生活を送ることに支障はないけれど、激しい運動は避けなければならない病気、先天性の疾患を持つ犬です。
例えば、癲癇。
また、骨や血液、心臓など、体内に疾患を抱えている犬は、激しい運動や興奮させるようなストレス性の負担をかけることは、断じて避けなければなりません。
見た目に異常がないからと、つい無茶をさせてしまいがちですが、だからといって健康とは言い切れないため、自己判断で突き進むのは非常に危険です。
既に飼っている犬を「アジリティー・ドッグ」にするなら、まずは必ず、健康診断を受けさせるようにしてください。
健康体なら問題はありませんが、もし仮に、表に出ない疾患が見つかった場合、「アジリティー・ドッグ」にすることは諦めなければなりません。