犬を飼っていなくても「アジリティー・ドッグ」に挑戦する方法(1)

今いる環境が許さず、犬を飼えない、または既存の犬が「アジリティー・ドッグ」に向かないと判断された・・・。

それでも、どうしても「アジリティー・ドッグ」を育てたい!

このような人は「アジリティー・ドッグ」を育てることは無理でしょうか?

答えは・・・「いいえ」です。

犬を飼えない環境にいる人でも「アジリティー・ドッグ」を楽しむことは出来ます。

例えば現在、犬を飼っていない人、また、既存犬が「アジリティー・ドッグ」に向かないと判断された人。

このような場合、頭数飼いが可能な人は、新たに健康な犬を飼うという方法があります。

もし「アジリティー・ドッグ」にするために、新たに犬を飼うのなら、最低でもその犬の二世代前までの血統を調べておいたほうが良いでしょう。

先天性の病気の場合、直属の子孫に影響するより、数世代後の血筋に現れることが多いのです。

しかし、やはり犬を飼うことが、どうしても難しい場合、やはり犬を飼うこと自体が無理な場合は、知り合いのよく知っている犬を日中の時間、お世話させてもらいましょう。

人懐っこい犬は、自分と遊んでくれる人に、よく懐きます。

さすがに、何日も飼い主に会わせないとなれば、犬にも不信感が募りますが、日中の数時間、遊びの範囲で犬を借りるのなら、犬にとってもいい刺激になるはずです。

犬を飼っていなくても「アジリティー・ドッグ」に挑戦する方法(2)

仮に知り合いから犬を借りて「アジリティー・ドッグ」に挑戦するとします。

いくら知り合いの犬でも「よく知っている」または「よく懐いている」ことと、揺るぎない絆が出来上がっていることとは、全く意味が違います。

いくら懐いていても、所詮「他人の犬は、他人の犬」です。
自分の側に置いている犬と全く同じ、というわけにはいきません・・・。

その場合、過度な期待はしないようにしましょう。

過度な期待とは、飼い主と自分を比べ、同じテンションで犬が、自分に接してくれるとは限らないということです。

犬にとっての《主人》は、いつでも1人だけです。

それ以外の人は、犬が自分に、どんなに懐いていたとしても《仲のいい知り合い》くらいにしか思っていないということをまずは認識しましょう。

他人の犬の《主人》になろうとするのは、犬との付き合いのなかで、最低のマナー違反行為なのです!

それでも、適度な緊張感がある他人同士だからこそ生まれる絆も、確かに存在します。

甘え過ぎない関係を作るため、自分の犬をトレーニングセンターに、長期的に預ける人や、自分で犬を飼っていても、あえて他人の犬を借りて「アジリティー・ドッグ」に挑む人もいます。

自分の犬をトレーニングするもよし、知り合いの犬を借りて「アジリティー・ドッグ」に挑戦するもよし。

いずれにせよ、犬を飼っていてもいなくても「アジリティー・ドッグ」に挑戦する道は、閉ざされてはいない、ということです。

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