「アジリティー・ドッグ」の歴史

「アジリティー・ドッグ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

少なくとも、犬を飼っている、飼いたいと思っている、またはペットに興味を持っている人なら、詳しい概要までは分からなくても、言葉自体は聞いたことがあるのではないでしょうか?

そこで、まずは「アジリティー・ドッグ」の歴史を見ていきましょう。

「アジリティー・ドッグ」の歴史は浅く、1977年、イギリスから発祥したものだと言われています。

当時「ドッグ・ショー」とも呼ばれる《犬の毛並みや体つきの美しさ、顔つき》などを見比べて優劣を付ける「犬の品評会」が衰退し始めたころ、どうにか犬を盛り立てるような活気あるイベントはないだろうかと、イギリスのケンネルクラブ(FCI)は考えます。

犬が主役の、もっと能動的な大規模なイベント・・・。

そんな中で、イギリスのケンネルクラブの会員の1人が考え出したものが、現在の「アジリティー・ドッグ」を生み出しました。

その基盤になったものは、その頃イギリスで盛んだった「馬術競技」をもとに、試行錯誤したものだったと伝えられています。

日本における「アジリティー・ドッグ」の始まりは、1990年代前半のこと。

ジャパン・ケンネルクラブ(JKC)が「アジリティー・ドッグ」を発足し、活動的に広報を行いました。

そして、1990年代後半に差しかかる頃、「アジリティー・ドッグ」という競技が、犬好きの人たちの間で広まりはじめました。

それを皮切りに、ジャパン・ケンネルクラブ(JKC)は全国で大小含めて年間約30回を数えるほどの「アジリティー・ドッグ競技会」を行っており、その規模も年々大きく広がりを見せているのです。

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